【従量課金ゲーム考察】PCかスマートフォンかメーカーゲーム機か?


【おおまかな経緯】
据置型ゲームと言うんでしょうか、任天堂やソニー、マイクロソフト、セガ(今はやってないが)などが10年ほど前は主流であり、PCネットワークゲームなどの普及もそのころからでした。

ところが、今現在はPCネットワークゲームは下火になりつつあり、スマートフォンゲームの方がプレイヤー人口が多い気がします。

理由はいくつかありますが、今までのゲーム機器とは何が異なるのかを列挙してみます。

◎機器を買う必要性がない(携帯電話は仕事やコミニケーションツールでもあるので生活必需品に近い存在になっている)

◎ソフトウェアに初期投資、購入しなくてもネットでダウンロードして試遊することが簡単にできる。(フリープレミアム形式)

◎SNSを通じて友人とのコミニケーションツールとしても機器が一体化しているので便利である。

◎課金する時にキャリア決済、もしくはWEBマネーなど、コンビニで簡単に購入できるので支払いも便利で簡単である上に、課金も従量制なので個人の所得に応じて支払いができる。(もちろん賭博的な要素もあるので借り入れまでしてプレイする人もいるかもしれませんが…)

◎プレイ時間がスキマ時間で出来る
メーカーゲームは何週間も、オンラインゲームは30分から1時間、スマートフォンゲームは5~10分程度、それもネットワークがつながるところならどこでもプレイ可能。

完全にライフスタイルに合わせたゲーム設計になっています。

メーカーの据え置き型ゲーム、任天堂のファミリーコンピュータからゲームボーイ、ソニーのプレイステーション、スクエアエニックスとゲームポットのPCオンラインゲームのFEZなどのフリープレミアム形式、とゲームのあり方は時代に応じて変化していきました。

スマートフォンゲームは既存のゲームと比べると敷居が非常に低く、初期投資の理由が生活必需品の電話と組み合わせられるので機器代金について悩む必要性もありません。
加えてソフトウェアは基本的に無料で、気に入ったら課金してくださいね。もしくはグッズの購入などをお願いしますという形式なので、ゲームをプレイするキッカケをつくるのが非常に簡単なこと。

加えてゲームの質についても、今までプレイしたゲームと遜色があるとは思いませんし、新しい遊び方として価値ある存在なんじゃないかな…と思っています。

ネットワークがもたらした新しいゲームの形は確かに15年程前から試行錯誤が行われていましたが、こういった形で着地、定着するとは想像できませんでした。

ましては、山手線などで、とても既存のゲームをプレイするように見えない女の子がスマートフォンでゲームをしている光景が見れるというのはありえなかったことだったな、と。

もちろん今後はAR、VR、人工知能との対戦など新たな技術がゲームとして我々に提供され普及していくのでしょうが、どういった形で普及してきくのかが見逃せない展開になっているな、というのが今の気持ちです。