『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は、大森藤ノによる日本のライトノベル。
藍色の紐で戯れることで有名なヘスティア様。
小説、アニメーションが原作となっている作品なんですが、小説原作者「大森藤ノ」さん自らがシナリオを描きおろしてくれています。
そしてセリフがフルボイス。ボイスがあるかないかって、大きなポイントなんだと思います。特に有力な声優さんの声があるだけでかなり違う。
これは「ららまじ」でも感じたことです。
同じライトスタジオからなんですが、シナリオにかなり力を入れてるところがありますので、好感度が高いんですよね。
アニメーションは使い回しとコメントをツイッターで見かけますが、「ダンまち」をよく見たことがない人にもわかりやすいゲームシナリオになっています。
10話までプレイしてみたのですが、主人公のベルくんに女性陣がみんな好意を寄せているという、ハーレム火薬庫みたいな話だったんだな…と。
1話あたりにおよそ10回にわけてバトル込のストーリーがほぼフルボイスになっています。
カードガチャは2種類あって、冒険者枠、アシスト枠があります。
実際に戦闘するのは冒険者で、アシストは能力強化や特殊効果を発揮できる存在です。
2つを組み合わせてバトルを進めていくようです。
カードの育成ですが、熟練度という経験値が必要なものと、恩恵(ファルナ)というステイタスボードを強化する2つが存在します。
熟練度は☆の数によって上限が決まっていて、ファルナでステイタスボードを埋めなくては、☆を増やして上限解放できません。
イベントクエストが存在するので、そこに合わせてファルナを集めることによってキャラクターを強化することができます。(もちろん課金で短縮もできる。)
さらに上を目指すと、限界突破があるようです。
絆が必要なのですが、これはカードガチャですでに所有しているカードが重複した場合に取得できるようです。他にもクエストで取得できる絆もあるようですが。
◎感想
第6話の「神様のナイフ」は良かったなぁ…と。
シナリオが良いと、先に進めたいとか、早く続きが読みたいってなりますもの。
ヘスティアは女神であり、主人公ベルくんにとって、神様でもあります。
ヘスティアは力なき神であり、ベルくんも持たざる者で、互いに信頼信用し合うという関係にあります。バイト女神などと言われたり、資金調達に奔走するわけですが、持たざる者同士が互いに信じ合うというのは、見ていていいモノだな…と。
一人の神と一人の人間。
そういう宗教の方が救いがあるのかもしれませんね。
原作作者さんが書き下ろしてくれたシナリオと、アニメーションが相乗効果を生んで、アニメをじっくり見る時間がない自分にはいいゲームでした。
こうなってくると、小説やアニメーションの方が気になってきますもの。
◎評価
ゲーム性………☆☆☆
ストーリー……☆☆☆☆
操作性…………☆☆☆☆☆